コネチカット大学(UConn)、NCAA男子バスケットボールで5度目の全米優勝

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コネチカット大学(UConn)ハスキーズが、2024年4月8日にアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで行われたNCAA男子バスケットボール・トーナメント決勝戦でパデュー大学を75対60で下し、2年連続5度目となる全米優勝を果たしました。

UConnは今大会、1回戦から決勝まで全ての試合で相手に二桁差をつける圧倒的な強さを見せつけました。決勝戦では、トリステン・ニュートンが20得点7アシスト5リバウンドの活躍でファイナルフォー最優秀選手に選ばれ、ステフォン・キャッスルも15得点を挙げるなど、チーム全体がバランスよく得点を重ねました。ドノバン・クリンガンやキャム・スペンサーもそれぞれ11得点を記録し、攻守ともに隙のない試合運びを披露しました。

一方、パデュー大学はエースのザック・エディが37得点と孤軍奮闘しましたが、他の選手がUConnの堅守に抑え込まれ、試合を通じて主導権を握ることができませんでした。UConnは後半に入ってもリードを広げ、終始安定した戦いで優勝を決定づけました。

今回の優勝により、UConnは男子バスケットボール史上6校目となる連覇を達成。トーナメント6試合の合計得失点差は140点と、NCAA史上最高記録も樹立しました。これで全米優勝回数は5回となり、デューク大学やインディアナ大学と並ぶ歴代3位タイの名門校となりました。監督のダン・ハーレーは2年連続でチームを頂点に導き、その指導力が高く評価されています。

今大会はUConnが第1シードらしい安定感と強さを見せ、1回戦でステットソン大学、2回戦でノースウェスタン大学、スウィート16でサンディエゴ州立大学、エリート8でイリノイ大学、ファイナルフォーでアラバマ大学を破り、決勝まで駒を進めました。パデュー大学は初優勝を目指しましたが、UConnの壁は厚く、あと一歩及びませんでした。

UConnは攻守両面で他を圧倒し、2年連続の全米制覇という偉業を成し遂げました。今後もNCAA男子バスケットボール界でその存在感を示し続けることが期待されています。