2024年5月26日、モナコ・モンテカルロ市街地サーキットで開催されたF1世界選手権第8戦モナコGPで、フェラーリのシャルル・ルクレールが悲願の母国初優勝を果たした。
レース展開
ルクレールは予選でポールポジションを獲得し、決勝でもスタートから首位を守り続けた。序盤にはセルジオ・ペレス(レッドブル)とハース勢2台による大クラッシュが発生し、赤旗中断となる波乱の幕開けとなったが、再スタート後もルクレールは冷静な走りを維持。戦略面でも大きな駆け引きがあったが、最後までトップを譲らず78周を走り切り、念願のモナコGP初制覇を達成した。
主なリザルト
1位 シャルル・ルクレール(フェラーリ) 2:23:15.554
2位 オスカー・ピアストリ(マクラーレン) +7.152秒
3位 カルロス・サインツ(フェラーリ) +7.585秒
4位 ランド・ノリス(マクラーレン) +8.650秒
5位 ジョージ・ラッセル(メルセデス) +13.309秒
6位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) +13.853秒
7位 ルイス・ハミルトン(メルセデス) +14.908秒
8位 角田裕毅(RB) +1周
9位 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) +1周
10位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ) +1周
歴史的快挙と意義
ルクレールはモナコ出身ドライバーとして、1931年のルイ・シロン以来93年ぶりに母国グランプリを制覇。F1世界選手権としては史上初のモナコ人ウィナーとなった。これまでモナコGPでは不運やトラブルに見舞われ続けてきたが、ついに地元ファンの前で夢を実現した。
レース後のコメント
ルクレールは「この瞬間のためにずっと努力してきた。家族やチーム、そして応援してくれたすべての人に感謝したい」と涙ながらに語り、会場は大歓声に包まれた。
まとめ
シャルル・ルクレールは2024年モナコGPで圧巻の走りを見せ、母国での初優勝という歴史的快挙を成し遂げた。フェラーリにとっても2017年以来のモナコ制覇となり、今季のタイトル争いに大きな弾みをつけた。


